幻想の鐘!

先日10月3日に日本センチュリー交響楽団のびわ湖定期に参加してきました。メインはベルリオーズの「幻想交響曲」です。シンバルと鐘を担当させていただきました。

幻想交響曲の鐘は音程が「C」と「G」の2つに決められており、5楽章にステージ裏で叩きます。


重さは1つあたり150kg!(らしい)
ダンベルみたいな金属製の特製マレットで叩きます。


今回使用したのはオランダ製。どちらかといえば甲高い音が特徴です。


舞台裏から指揮者の方を見て合わせますが、距離が遠いし時差ができるので「聴いたらずれる」というギャップがあります。
あと、Gの方が大きいためにティンパニと同じ感覚でちょっと強めに叩かないとCと同じ音質になりません( ̄▽ ̄)


そして、公演当日。


びわ湖ホールは舞台裏が大変広いですから、かなり響きます。
指揮者が指揮を降っている様子を捉えたカメラからの映像を頼りに、モニター越しで確認しながら合わせます。というか、叩いたら耳がそれに持っていかれるので、舞台の音は全然聞こえませんでした…。

楽団員さんも「写真撮っていいですか?」とスマホで撮影されていました。
ベルリオーズの幻想交響曲は日本中どこかのオケは毎年演奏しているイメージなので、マイナーな曲でもないですが、舞台裏で鐘を叩くことは、本当に貴重な機会にでしたね。
団員のみなさまありがとうございました。


私ごとですが、コロナ自粛後初のお客さんありの公演でした。
最後に拍手のシャワーを久しぶりに浴びて、正直泣きそうでした…。
ああ、やっぱり演奏はいいなと。これだから、やめられない。
反省点は多々ありますが、僕にとっては幸せな本番になりました。


以上、活動報告でした。

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後書き:今回、鐘はレンタル楽器だったんですよね。関西であの鐘を持っているオケはたぶんありません。「もし買ったら10年の間に何回か貸せば元が取れるかな!」と楽団員の先生。つまり1つあたり200万越えます…笑

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