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マレット紹介第1弾 ティンパニ編

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皆さん、こんにちは。打楽器奏者の田畑洸貴です。 この記事では打楽器にとっては欠かせない、マレットをいくつかご紹介します。 知らない方のために、「マレット」はドラムのスティックとは違い、先端の部分が少し大きいバチのこと。毛糸や絹糸、フェルトなんかの柔らかい素材で覆われているものが一番想像しやすいかも。 マレットにもそれぞれ、楽器ごとに使用用途が決まっていたりしますね。 ティンパニ用にフェルト巻き、マリンバ(大型木琴)用に大きな毛糸巻、シロフォン(木琴)用にプラスチック材や木製のもの。 打楽器といっても沢山の種類があるので、それぞれに対応するバチを考えなければいけません。なぜなら、その選択によって大本の「音色」が決まるからです。 では、ここからはマレットをずらーーーと並べて紹介しますね。 まず第 1 弾は、 ティンパニマレット。 左から3つが Playwood のレイモンド・カーフスモデル。印象なのですが、かなりストレートな音色が特徴かなと思います。 左から 4 本目以降 5 ペアが加藤マレットです。 チャイコフスキー M 、バルトーク M 、グルントーン M 、グルントーン MH 、グルントーン H 。 加藤マレットは世界のオーケストラでもシェアの高い、本当に質のいいマレットです。 学生にはかなりハードルが高い値段ですが、選んで損はしない逸品。マレット業界の Macbook pro ?みたいなイメージ。 以前 JPC の方に聞いたところ、ゼーガースモデルのチャイコフスキー、バルトークのシリーズは特に人気だとのこと。私としても本当に使いやすいマレットですね。 一番右は、アカデミアマレットさんのベートーヴェン S 。 今は販売されてないのかな。 この業界でも珍しいマレットで、先生なんかにも「何これ?どこのやつ?」って聞かれるくらい。でも、弱奏するときに本当に自然に鳴ってくれます。とてもセンシティブなマレットです。加藤マレットよりもはるかに安価で販売しているけれども、とても質のいいマレットです。おすすめします。 次もティンパニなのですが、ここからは柔らかいフェルト以外を紹介します。 左から 3 つ、これがカウフマンという所のフランネルと木バチ。 このマレットは撥の柄...

悲報、コロナウイルスで暇になった

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お久しぶりです。田畑洸貴です。 さて、連日話題となっているコロナウイルス問題。 さっそく私も被害がありました。 まず、 自身企画の演奏会が中止になったこと。 これまでせっせと計画を練って、ようやく練習だ!という直前でした。 本当に残念。 それによって3月入っていた合わせ、リハーサル練習は消えさり、フリースケジュールというかつてなく暇な時間が出来たのです。 タイトルでは「悲報」なんて書いてますが、こうなったらもう仕方ない。 ポジティブに、練習に明け暮れるぞー!! …と思っていたら、なんと 学校閉鎖 。 感染拡大防止のため、練習禁止。 いやいや、これは困りました。 3月からフリーランスになったのと変わりないじゃないですか(; ・`д・´) そこで、打楽器の練習できそうな所を色々調べてみました。 ①カラオケ 管楽器の皆さんは利用されている人もいるかもしれません。 楽器練習可能なところと、出来ないところがあるそうです。 ②貸しスタジオ 思いっきり練習できますね。 ただし、一時間1500円とかそれくらいします。安くて600円から。 ③公共施設 ~~区民センターの貸しスタジオを借りる方法。 まぁ、値段はまちまち。 あと、私の住んでいる大阪限定ですが、 ④瀬楽スタジオ 打楽器常設のスタジオ。マレットさえ持っていけば練習できる。 ただし、わんさか打楽器の人が出入りする。 ⑤センチュリーオーケストラハウス 日本センチュリー交響楽団の練習場。こちらに小規模な練習部屋がいくつかあり、一日2500円から楽団が使用しない時のみ借りれる。 一日2500円ってことは、8時間利用できるので、380円くらい。 精神とやる気、運搬が必要。 あとはイメージトレーニングでなんとかするしかありません(-_-;) こんな時ですが、やれることやりましょう!! 音楽家の皆さん、頑張りましょう!

音大の大学院に入って良かったこと メリット

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もう2月も中ごろに差し掛かっていますね。 最近は一段と冷えて、布団から出るのが億劫になっている今日この頃。 この記事では、今年3月卒業予定の音大大学院生である筆者がこの2年で学べたことを、つらつらと書いていきたいと思います。 その1.演奏を生業にする方法を学んだ 私の通う大学院では、主たる研究の他にも講義がたくさんあります。 教授の先生方の講義も受けますが、その中でも「音楽によるアウトリーチ」の講義と実習は、これから演奏家をやっていくにあたって一番糧となるものでした。 具体的には、演奏技術はもちろん大前提極めていくものとして、それとは別のスキルとして 「演奏企画と演出」をすることについて学びます。 現在の日本では、音楽で稼いでいくことはとても厳しい環境がつづいています。 そんな状況でも、食っていくにはどうすれば? ここに着目した講義。 学生は提携ホールの主催事業や、病院でのコンサートを自分たちで企画し、それをどのように魅せるか考えます。これは、今後自分で演奏会を企画したり、演奏する場を与えられる仕事を受けた時に、すごく役にたつものです。 実際、プロオケの現場でも小学生を対象とした巡回公演などでも、どう演奏するかをオーケストラ側が企画するのです。 これをやれたことで、ただ受け身で仕事をこなすだけでなく、 自分から動く力の大切さ を知りました。 その2.研究ということの楽しさ  大学生の4年間は、とにかく実技の練習をしていれば、それなりの成績は取れるはずです。 しかし、大学院ともなると、私の場合は修士号がかかっていますので、論文を提出しなければいけません。 私の大学院では、終わりに40分ほどの修士演奏と1万字以上の副論文を提出することが卒業条件です。 この条件は大学院によってまちまちです。 演奏は技術を磨いて、練習をすればひとまずクリアできます。 一方の論文は、レポートや感想文なんかではなく、ちゃんとしたものを書かなくてはいけません。 なので、私は打楽器の本をひたすら探しました。 でも打楽器の場合は、日本語で書かれた詳しい本はたくさん存在せず、過去に書かれた論文も非常に少ない…。 仕方がないので Google翻訳を駆使しながら、英語で書かれた専門書を翻訳していき、それを...

【演奏会】住之江の第九 2019

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演奏会出演情報です。 毎年住之江の第九という演奏会が大学の南港ホールで開催されます。 そちらに、相愛フィルとして第九を演奏することになりました。 合唱団はこの演奏会のために練習されている住之江第九合唱団。 日本ではなぜか第九を年末に山ほどやりますが、地元に帰るから聴きに行けない…。 というそこのあなた! この時期にぜひ。 1000円で第九が聴けますよ。 日時:2019年10月6日(日) 14:00開演 会場:相愛大学南港ホール 指揮:中村貴志 管弦楽:相愛フィルハーモニア 合唱:住之江第九合唱団 in OSAKA・住之江の第九特別合唱団 ソプラノ:泉貴子 メゾソプラノ:児玉祐子 テノール:松原友 バリトン:米田啓二 入場料:1000円

【今日の音楽】その93

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今日の音楽。 なぜか分からないけど、充実した1日だった…と思う。 朝10:00 目覚める、からの布団でゴロゴロ(低気圧のせいで目が痛い) 11:00 シャワーを浴び、支度をする 12:00 西成区民センターへ移動 (この間で牛丼を5分で食べてた) 12:30 大阪市民管弦楽団  リハーサル(まだねむい) 16:00 リハ終了。そのまま大学へ 16:30 大学で譜読み 18:00 明日必要なマレットを持って、梅田へ 19:00 ササヤ書店で楽譜購入、ドラムセンターで真鍮マレットを購入 (この短時間で6000円ふっとんだ。。) 19:30 先輩のご飯ライヴを聴く 梅田・茶屋町のスパイスカレーやさん。 22:00 ライヴ終わり。あいさつをして帰宅 で、今記事を書いている。 これから明日のユースオケの勉強…。 頑張れ、自分。 およそ12時間、活動的で良いこと。 これぞまさに、「今日の音楽」にふさわしい日だろう。 明日も良い日になりますように…! ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ お仕事の依頼も受け付けています。 こちらからお問い合わせください↓ percussion.job.tabata2018@gmail.com

【出演情報】2019年9月以降

9月後半からの出演予定です。 一般非公開のものは省いていますが… ぜひ足をお運び頂けたらと思います。 また詳しく紹介したいものがあれば宣伝します! 〇9月23日(月・祝) 大阪市民管弦楽団第90回定期演奏会 15時開演 豊中市立文化芸術センター大ホール 〇9月29日(日) 日本センチュリー交響楽団三重特別演奏会 15時開演 三重県文化会館大ホール 〇10月6日(日) 住之江の第九演奏会 (管弦楽:相愛フィルハーモニア) 14時開演 相愛大学南港ホール 〇10月26日(土) 吹奏楽団JIN第1回定期演奏会 14時開演 京都府長岡京市記念文化会館 〇11月3日(日) 関西フィルハーモニー管弦楽団 香川公演 香川県民ホール 〇11月14日(木) 日本センチュリー交響楽団第240回定期演奏会 19時開演 シンフォニー・ホール 初心を忘れないように肝に銘じて、頑張りますのでご支援等宜しくお願いします。   

フライブルク音大×相愛大学 共同研究プロジェクト演奏会を終えて。

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この5月、およそ3週間に渡りフライブルク音楽大学と相愛大学音楽学部(大学院音楽研究科を中心)が共同で企画したプロジェクトに、相愛大学院生として参加していました(#^^#) チラシ 5月初め、ドイツ・フライブルク音楽大学より4人の学生が大阪に来ました。 打楽器の学生は、マイケルとフィリップの二人です。 私自身、海外に行ったこともなく、ドイツ語愚か英語もしゃべれないので、 どうやって会話しよう …と不安いっぱいでした。 でも、まぁそれは来た人も同じです。 なおさら日本語なんて難しい言語、どうしようってなっていたと思います。 私は中学高校でなんとなく覚えている文法と単語を引っ張り出し、ある時はグーグル先生に翻訳してもらいながら(めっちゃ使いまくった)、英語で会話しました(ドイツの人はかなり英語がしゃべれるようです)。 すごーーーく片言英語でしたが(笑)  田畑(左)とフライブルクの学長さん(右)。 必死で話しています 私は、彼ら打楽器の二人と アンドレ・ジョリヴェ作曲「フルートと打楽器のための協奏的組曲 」と 武満徹作曲「四季season 」、 それから、フルートとバロックリコーダーを含めた4人の留学生とは、 日本の雅楽 を一緒に演奏するというプログラムに参加しました。  武満徹「四季」のセット 特に武満徹の曲は、私の先生方が以前に「完全版」を再現演奏した曲で、とても即興的かつ印象深い曲です。 日本特有の「間」を感じる ことで初めて成立する曲なのです。 また、雅楽は 笙(しょう) をおよそ3年ぶりくらいに演奏しました。 以前は授業と、卒業式でも演奏したことがあります。 でも今回はフライブルクの学生と一緒に練習し、勉強しました。 日本の雅楽のような音楽は、西洋のテンポとは違って平均的なものではなく、「伸び」がそれぞれにあり、普段オーケストラをしている人からすると、本当に慣れが必要です。 なおさら、ヨーロッパの人は。 でも一緒に笙を演奏したマイケルは、ありとあらゆることを覚えるのが早く、笙の先生も誉めていた程です。 本番の演奏も、全体としては上手くいったのではないか...

【演奏会】第34回打楽器新人演奏会(関西打楽器協会主催)

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演奏会のお知らせです! 大学卒業から1年が経ちますが、打楽器協会の新人演奏会に出演する運びになりました。 今年は15人(例年の2倍!!)の出演の10番目です。 曲目は、ティンパニの特殊技法を使った曲「8つの小品」から2曲と、現代音楽の作曲家として有名なヤニス・クセナキスの作品「Pssapha(サッファ)」を演奏します。 卒業してからというものの、ここまでガチガチの曲を出来るのは最後かもしれません…。 他にも今年卒業の学生が沢山演奏しますので、お時間あればお越しください。 こちらの演奏会のチケットは出演者が売っていますので、ご希望の方は以下のお知らせ内のメールアドレスにご連絡ください。 大学一般は1500円、高校生以下が1000円となりますが、このページをご覧の方に限り割引価格でご購入して頂けます。 メールで「ブログを見た」と一文添えてください!! 【第34回関西打楽器協会新人演奏会】 日時: 2019年3月24日( 日 )開場14:30 開演15:00 終了予定20:30(田畑の出番は 18:20頃 ) 場所:大阪フィルハーモニー会館(大阪メトロ四つ橋線岸里駅・堺筋線天下茶屋駅より徒歩数分) 06-6656-7701 出演:管埜薫、和久井風華、櫻井裕介、前田沙希、松井駿、流田哲登、圓山未菜、蓬莱奈央、吉松知佳、田畑洸貴、北村萌、横田悠哉、石田晶子、岩崎藍香、松本優輝 お問い合わせ先→田畑までメール下さい。 percussion.job.tabata2018@gmail.com

【今日の音楽】その86

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今日の音楽。 コダーイ作曲のハーリ・ヤーノシュのリハーサルをしてきました。 初回合奏はやはり緊張します…。 今回は主にシンバル担当。嬉しい! 打楽器にとって、この曲はオケスタでやりまっくっている曲なのです(`・ω・´) 6曲目の皇帝と廷臣たちの入場では、シロフォンがピッコロなどと共に軽快な旋律を奏でます。これがオケスタ。 今回はシンバルだけど、この6曲目ではバスドラムまでまわってきた。 通常はないことですが、人が足りないのでーということで。 実は最後を飾るのはこのバスドラム(*ノωノ) ただ、左手でシンバル、右手でバスドラムを叩き、右足でバスドラムミュート。 なんとも滑稽な格好になっているだろうか(笑) ただでさえ大活躍なのに、さらに働けと言わんばかりに大役が回ってくるこの状況をなんとか打破したいと思います。 2曲目から凄く楽し気になる曲です。 よければ視聴してください。

2018年度残りの出演予定♪

2018年も1か月を切りましたね(´ω`*) さて、2018年度末までの出演予定をご報告しておこうと思います。 ○12月23日(日) 相愛サクソフォンアンサンブル ジョイフルコンサート ○12月28日(金) 相愛サクソフォングランドオーケストラ 阪急梅田ホール公演 ○3月5日(火) 大阪・急性期医療センター 院内コンサート ○3月10日(日) センチュリー・ユースオーケストラ定期演奏会 ○3月24日(日) 関西打楽器協会 新人演奏会 12月23日と3月10日のチケットはお問い合わせ頂ければ、お買い求めいただけます。 詳しくは percussion.job.tabata2018@gmail.com まで。

マーラー交響曲第5番を演奏しました(第8回関西の音楽大学オーケストラフェスティバル)

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マーラー月間、第2弾。 2018年9月24日。 京都コンサートホール大ホールで、 マーラーの交響曲第5番ハ短調 のティンパニを演奏してきました。 本当に楽しかった。 一週間ずっと京都芸大に行って集中練習。 去年も行きましたが、体力が往復するだけで持っていかれました(;´・ω・) 交響曲第5番はマーラーの交響曲の中でも特に人気で、全5楽章形式。 調性はハ短調、これはベートーヴェンの「運命」と同じです。 冒頭のトランペットは「 パパパパーン 」(運命のテーマ)という三連符の動機から始まり、第1楽章はこれをテーマとします(下の動画を参考に。) ティンパニのソロもこの第1楽章にあります。 4楽章はハープの響く中で弦5部が本当に素晴らしい旋律を奏でます。 確か「のだめカンタービレ」でも使われていたかな。 5楽章のフィナーレではティンパニで「 レードシラー・レードーシーラ 」という音程を4つ設定し、コントラバスやチューバなどの低音と共に謳いあげます(下の動画)。 今回は本当に貴重な経験が出来て良かったと思っています。 なかなか学生の内に、マーラーの5番のティンパニを演奏出来るなんて、夢のよう。 しかし、マーラーのティンパニの使い方というのは独特だし、やった人にしか分かりませんが、音替えが多いです。楽器をチューニングするときに、チューニングゲージにメモしていくのですが(参考として)、ソロを演奏するのではないかという多さ。それに伴い、楽器自体の初期チューニングにも気を使いました(音域が決っていますから)。 その一方、自身の甘さと音色の引き出しの少なさにより一層気づきました。癖も分かってきたかもしれません。 打楽器メンバーの皆様、ありがとうございましたm(__)m 来年は…まぁ分かりませんが、2回もティンパニをさせていただいてチャンスを与えていただいたので、後輩にそれを譲りたいと思っています。 それにしても、秋山先生と11月でも共演しますが、ご縁があるようで。 次の本番も楽しみです。 後日追記:この関西8大オケで、本当にティンパニが面白い感じました。今思うと、本番音量出しすぎました。今度はプロオケで演奏出来たら、幸せだろうなぁ。ロンドン交響楽団の動画はかなり緻密に再現され...

【演奏会】第31回相愛大学打楽器専攻生によるアンサンブル演奏会

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現在の大学に来て5年目の秋を迎えます。 今年も打楽器アンサンブルに乗ることになりました! 12/1は相愛大学南港ホールにお越しください! 【第31回相愛大学打楽器専攻生によるアンサンブル演奏会】 日時:2018年12月1日(土)15:00開場15:30開演 会場:相愛大学南港ホール(大阪メトロ南港ポートタウン線「ポートタウン東」駅より徒歩5分) ~入場無料~ 《プレコンサート(15:15より開催)》 ★メインプログラム★15:30~ ・バリ島からの幻想曲'84/伊藤康英 ・スクエアダンス/吉岡考悦 ・The Game/小六禮次郎 ・Kyoto/J.ササス ・Head Talk/M.フォード ・Sandy,the hurricane/N.J.ジヴコビッチ ・Fantango13/M.バーリット ・Tak-Nara/N.J.ジヴコビッチ 今回の「相愛打楽器アンサンブル」は、打楽器オリジナル曲のみのプログラム。アンサンブルコンテストでの人気曲「バリ島からの幻想曲'84」をはじめ、J.ササス「Kyoto」、「ファンタンゴ13」など打楽器アンサンブルで主流となる曲を含んだ全8曲を選びました。 また、今回のプログラムでは打楽器ならではの民族楽器や手作り打楽器など、聴いて楽しい・見て面白いものが盛りだくさん。 公式FacebookとTwitterでも随時情報をお届けしていますので、チェックしてくださいね! 12/1は相愛大学打楽器専攻生によるアンサンブル演奏会に、ぜひお越しくださいませ!

マーラーの「千人」からのアウトリーチ。(活動報告)

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さて、9月からは演奏会がぐん!と増えて来まして、 芸術の秋 を感じるところです。 その先駆けとして、 ①9月10日 相愛フィルハーモニア マーラー交響曲第8番「千人」 ②9月11日 八尾市プリズムホール ランチタイムコンサート この2つの公演を同時並行でこなしてきました。 正直、鬼畜!!(笑) ①マーラー千人交響曲 今月9月は私自身 「マーラー月間」(自称) です。 初めて演奏するマーラーの交響曲が、まさかの「千人」だとは思ってもみなかった。 本当に編成が大きく、オケもいつもの倍近くの人、それに混成合唱とソリスト7人が必要なもので、この曲が初演されたときは本当に「千人」で演奏されたそうです。 演奏時間も80分。 待っているほうが8割だと思います(`・ω・´) ただ、やはり演奏されることは数限られるこの曲を今経験出来たことが、とても良かったし勉強になりました。 シンバルを鳴らすのも凄く楽しかった。 ②ランチタイムコンサート こちらはオケとは打って変わって、小編成のアンサンブルでの公演。 相愛大学の大学院のメンバーで初演奏しました! 八尾市文化会館プリズムホールと相愛大学の提携の元、企画されたもので、一から大学院生とホールの方々と作り上げたコンサート。 お客様も対象を、 障がいのある方や小さなお子さん・親御さんの公演、クラシックと親しみやすい曲を中心とした公演として、全く違う構成で作りました。 今回初めて、筆談に近いものをスクリーンに映し出して聴こえにくい人にも言葉を伝えるシステムの「 要約筆記 」というものであったり、「 ヒアリングループ 」という補聴器を付けている人もより演奏が聴こえやすくなる技術などを導入して、演奏会自体にバリアフリーを図ろうとする試みがありました。 本当に初めて知ったものばかりです…。 演奏会自体の企画自体から携わるということが初めてでしたので、本当に難しいものだと実感しました。 きっと今後の役に立つ経験でした。 何より公演終了後のお客様の顔と感謝の言葉は、最高のご褒美だったと思います。 これだから、音楽は止められない。 そしてこの次の日、疲れを出した私は風邪をひいたのであった…。(笑)

2018年上半期のまとめ

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お久しぶりです。 一か月以上更新できませんでしたが、この一か月は本当にスケジュールパンパンで、数日休めるかどうか…というものでした(;´・ω・) 復活(?)手始めとして、2018年度前半の活動報告を。 まずは今年度より新設されました、相愛大学大学院音楽研究科に第1期生として入学しました。これは10年後くらいに自慢できるでしょうか(笑) これまでと同じ場所に居るわけですが、新しい同期とひたすら楽曲分析する講義をたくさん受けました。新鮮で研究者の卵らしい、楽しいものです。 相愛フィルハーモニアの一員として所属し、本番でティンパニを師匠(中谷先生)や教授の先生方の前で演奏するのはドキドキしましたが、すごくいい経験をさせてもらっていると思いました。学ぶものも大変多い。 卒業論文に関する研究の一貫として、テーリヒェン作曲のティンパニコンチェルトを抜粋して、前期のまとめとして演奏しました。また学部時代と同じ部屋で演奏できるとは! またこの曲が本当に難しいです。これからも長く取り組んでいくべきものだと思いました。 あとその他の印象的なことをいくつかあげるとすれば ・関西打楽器協会のフェスティバルで大学卒業生として、小編成アンサンブルでティンパニを演奏。同期生や先輩とも沢山交流がありました。 ・松方ホール音楽コンクールに挑戦、コンクールの難しさと自分の甘さを痛感しました。 ・星空ファミリーコンサートでセンチュリーユースオケメンバーとして演奏。 他にも沢山ありました。 次の記事では、先日の演奏会についてご報告いたします!

【近況報告】オーディション・レッスン・演奏会など沢山ありました

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いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます! そして、今回久々の更新となってしまいました…。 とーってもバタバタしておりましたので、それをまとめて6月から7月の2ヵ月を振り返りたいと思います…。 【泉の森ホールオーディション】 6月3日にありました、大阪・泉佐野市にあります「泉の森ホール」で毎年開催されます、「泉の森ホール新人演奏会」のオーディションを受けてきました。 曲は、スネアドラムの曲としては有名になった、アスヴェンチュラス。 結果はその日に出まして、11月24日の新人演奏会に出演が決定しました! 詳細は、後日お知らせ致します。 【大阪管楽アンサンブル定期演奏会】 こちらはエキストラという形で行かせて頂きました。 大阪管楽アンサンブルは吹奏楽経験のある方による市民吹奏楽団で、曲目もなかなかのもの。 後半の何曲かは鍵盤を担当したのですが、吹奏楽では何年ぶりか(笑) リハ1回、ゲネプロ、本番だったので難しい仕事でしたが、なんとかやれました。 もうちょっと自分に余裕がほしいなぁ… 【吉原すみれ先生公開レッスン】 6月末に集中レッスン講師の吉原すみれ先生の公開レッスンでは、一柳慧作曲の「 ティンパニのためのリズム・グラデーション 」で受講してきました。 ちょっと僕の譜読みミスで、テンポなどが違う部分が出てきてしまいました。 反省… 今度はコンクールで演奏しようと考えているので、ちゃんと読み解いて演奏したいなと思っています。 【実技前期発表】 専攻生の実技試験の後、大学院生として発表という形で演奏しました。 曲はW.テーリヒェンのティンパニ協奏曲第1楽章。 本当に音色の表現が難しく、ティンパニをより研究する上でやはりやっておかないといけない曲であると感じました。 後期発表では、続きの2・3楽章をします。 【ダビット先生公開レッスン】 相愛打楽器の3週連続公開レッスン(ジブリ映画みたい)の第3弾にあたるダビット先生によるレクチャーを受講し、ミニコンサートに出演。 ダビット氏はウィーン在住の打楽器奏者で、日本の剣道もやるくらい日本が好きだそうで、中谷先生のご意向もあって今回お招きすることになりました。 彼の持つスネアドラムの基礎とテクニックやヴィブ...

【演奏会】相愛フィルハーモニア第1回定期演奏会

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久しぶりの演奏会の宣伝です。 4月から相愛大学大学院音楽研究科に通っていますが、その付属機関として「 相愛フィルハーモニア 」というオーケストラがあります。 この度、相愛大学のオープンキャンパス開催日に その第1回の定期演奏会をすることになりました。 (相愛大学を運営する相愛学園の130周年と大学院開設記念ということもあります。) 指揮は相愛大学の客員教授で、N響をはじめ世界中のオケを振っている尾高忠明先生です。 また相愛フィルハーモニアは相愛大学大学院生、大学卒業生、大学の教授をはじめとした教育機関を母体としたオーケストラです。 ぜひお越しください!! 【相愛フィルハーモニア第1回定期演奏会】 日時:2018年7月22日 ㈰  14:30開演(14:00開場) 会場:相愛大学南港ホール(大阪メトロニュートラム「ポートタウン東」駅より徒歩約3分) 〈プログラム〉 モーツァルト/歌劇「後宮からの誘拐」より序曲 K.384 ハイドン/チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.Ⅶb-1 モーツァルト/交響曲第41番ハ長調「ジュピター」 K.551 指揮:尾高忠明(相愛大学大学院客員教授) ソロ:稲本愛歌(大学院1回生) 管弦楽:相愛フィルハーモニア 入場料:2000円(自由席) ※オープンキャンパスに参加した方は無料でご鑑賞していただけます(別途申し込み)。

近況報告(2018年5月)

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5月の頭、忙しくしておりましたので、近況報告としてまとめてご報告します。 ○愛知県芸 ミハエル・クロウティル氏公開レッスン 5月2日に愛知県立芸術大学でチェコフィルのソロティンパニ奏者である、 ミハエル・クロウティル という方のレッスンを聴講しませんか?という案内が Facebook で流れてきたので、 「おお!これは行く!(`・ω・´)」 と5日前くらいに考えまして、初めて愛知県芸に行くことになりました。 経由地の名古屋までどうやって行こうかなと考えたのですが、一番安定して安い 近鉄線 で行くことにしました。 こちらも初めて! 朝に出発し、電車に揺られて2時間ちょっと。 名古屋に着いたので、まずはどうしても食べたかった 味噌カツ を求めて名古屋駅の地下へ。 有名な 矢場とん。 ヒタヒタになるまでかけた味噌だれが美味しい…! その後名古屋を出発し、長久手方面へ。 愛知県芸に向かいました。 愛知県芸生が6人、講師のクロウティル氏のレッスンを受講し、それをメモしながら聴講しました。 気が付いたこと、初めて知ったことも多々。 演奏の姿勢と打点移動での音色変化が特に印象的でした。 ちなみに名古屋観光はしていません(笑) 実は風邪もひいていましたし…(;´д`) ○関西打楽器協会打楽器フェスティバル ゴールデンウィークの3日間は毎年恒例、 打楽器フェスティバル。 今年は卒業生枠にも参加し、計3曲で演奏しました。 ジェリーグラステイル作品の「岩窟の虎(8重奏)」 はとても忙しいパートで、大変でした(;´д`) ゲストにはマリンバ奏者の塚越慎子さんとカスタネット奏者の真貝裕司さん。 岩窟の虎メンバー。 このようなGWを過ごしました。 旅行はたいして行ってません、名古屋には行きましたが。 これから行事は盛りだくさんです。 5月病にならないように(風邪は治りました。)、ちゃんとご飯食べて寝たいと思います(-ω-)/ まずは、関西8大オケのオーディションだー。 ★★★★★★★★ 当ブログにご感想・質問などありましたら、お気軽にコメントしてください! その他、演奏や吹奏楽等指導のご依頼、打楽器メンテナンス、ご相談などはこちらからお...

【演奏会】相愛大学2017年度卒業演奏会出演のお知らせ

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この度、 大学の卒業演奏会に出演できることが決まりました!!( *´艸`) 100人近くいる4回生の中から14人しか出れない演奏会なので、本当に 光栄です 。 大学4年間と卒試を努力して頑張ったからこその結果だと思うので嬉しく思います! 以下、私が出演する卒業演奏会の詳細です。 【相愛大学音楽学部卒業演奏会】 日時:2018年3月20日(火) 17:45開演(17:00開場) 会場: いずみホール (JR大阪城公園駅、大阪市営地下鉄大阪ビジネスパーク駅が最寄り) 出演者:相愛大学音楽学部卒業生(選抜) 入場料:1000円(全席指定)※ ※16:45より座席指定券と交換を致します。全席指定のため必ずお済ませください。 この記事を最後までご覧になられた方、ありがとうございます(>_<) 下記 のフォームより情報を入力いただければ、 招待券をお出しできます! チケットは当日受付にて取り置き致しますので、ぜひお越しくださいませ。 招待チケット申し込みフォーム↓ https://goo.gl/forms/N4dAcQOqEZpnvUmM2

音楽大学の授業内容 何があるの?【ずっと練習ばかりじゃない】

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この記事をご覧になっている方の中には、今年に音大を受験しようかなと考えている方もいるかもしれません。もしくは受験して次の四月から音大生だ!というあなた。 実際、音楽大学では一体どんな授業があるのか、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。 この記事では私の音楽大学の場合、どのような授業を受けてきたのかを書いていきたいと思います。 では行きましょう! 大学により差がありますが、4年制大学の場合は外国語の授業なども必須科目だったりします。最初の1年は必須科目を主に履修する場合が多いです。 【1回生】 ・ソルフェージュ  「聴音」だとか「視唱」の授業です。毎週1回。大学の入学試験でやった内容を専門的に学びます。 ・和声法  和音の構造や和音進行法を学ぶ授業です。週2回の座学。 ・大学と地域社会  大学の成り立ちと周辺地区について様々な先生からお話を聞いて、レポートを提出するといった内容。 ・外国語  私の大学では英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、中国語の5か国語でした。 ・日本語入門  主に新聞より時事を読み解いて要点をまとめて発表したり、漢検の準2級ほどの小テストがある一般教養の授業。 ・情報処理演習  パソコンの使い方を学ぶ。WordやExcelを使います。そこそこパソコンが出来て上級クラスに行くと、簡単な楽譜ソフトを扱う場合もあります。 ・副科ピアノ  ピアノ演奏の技術を習得する。1、2回生必修。 ・日本古典音楽  これは私の大学独自かもしれないが、雅楽・器楽合奏・近世歌謡・地歌筝曲・常磐津などの日本古典の音楽を実技を通して知る。 ・合唱  誰もが音楽の授業でやったであろうもの。ちゃんと期末には発表があります。この授業はどちらかというと教員免許取得のための授業でしょう。 やはり最初の年は、 必修科目が多くて毎日何かしらの講義や授業はあります。 どの大学でも外国語は必ずあると思うので、やってみたいものを取りましょう! 【2回生】 ・西洋音楽史  ヨーロッパの音楽の歴史を学ぶ講義。バッハやベートーヴェンも出てきます。なめてかかると単位を落とす。歴史の授業なので、もちろん座学です。 ・楽曲分析  いわゆる「アナリーゼ」...