フライブルク音大×相愛大学 共同研究プロジェクト演奏会を終えて。
この5月、およそ3週間に渡りフライブルク音楽大学と相愛大学音楽学部(大学院音楽研究科を中心)が共同で企画したプロジェクトに、相愛大学院生として参加していました(#^^#)
チラシ |
5月初め、ドイツ・フライブルク音楽大学より4人の学生が大阪に来ました。
打楽器の学生は、マイケルとフィリップの二人です。
私自身、海外に行ったこともなく、ドイツ語愚か英語もしゃべれないので、どうやって会話しよう…と不安いっぱいでした。
でも、まぁそれは来た人も同じです。
なおさら日本語なんて難しい言語、どうしようってなっていたと思います。
私は中学高校でなんとなく覚えている文法と単語を引っ張り出し、ある時はグーグル先生に翻訳してもらいながら(めっちゃ使いまくった)、英語で会話しました(ドイツの人はかなり英語がしゃべれるようです)。
すごーーーく片言英語でしたが(笑)
田畑(左)とフライブルクの学長さん(右)。 必死で話しています |
私は、彼ら打楽器の二人とアンドレ・ジョリヴェ作曲「フルートと打楽器のための協奏的組曲」と武満徹作曲「四季season」、
それから、フルートとバロックリコーダーを含めた4人の留学生とは、日本の雅楽を一緒に演奏するというプログラムに参加しました。
武満徹「四季」のセット |
特に武満徹の曲は、私の先生方が以前に「完全版」を再現演奏した曲で、とても即興的かつ印象深い曲です。
日本特有の「間」を感じることで初めて成立する曲なのです。
また、雅楽は笙(しょう)をおよそ3年ぶりくらいに演奏しました。
以前は授業と、卒業式でも演奏したことがあります。
でも今回はフライブルクの学生と一緒に練習し、勉強しました。
日本の雅楽のような音楽は、西洋のテンポとは違って平均的なものではなく、「伸び」がそれぞれにあり、普段オーケストラをしている人からすると、本当に慣れが必要です。
なおさら、ヨーロッパの人は。
でも一緒に笙を演奏したマイケルは、ありとあらゆることを覚えるのが早く、笙の先生も誉めていた程です。
本番の演奏も、全体としては上手くいったのではないかと思います。
武満も、お互いのパートを聴きあい影響されながら、1つ1つの音に思いを込める、素晴らしい空間でした。
唯一残念だったのはお客さんが少なかったことでしょうか…。
大学周辺地域への周知とか、もっとすべきだったのかなとは思います。
このプロジェクト、今回だけで終わりではありません。
11月末よりドイツのフライブルク音大に、今度は私たち日本の学生が行くことになっています。
初の海外がまさかこのような形で成立するとは…かなりラッキーです( ´∀` )
11月までに英語と少しのドイツ語、しゃべれるように頑張ります!!
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