アルセナールのティンパニー(*‘ω‘ *)

皆さん、「ARSENAL」という吹奏楽曲をご存じでしょうか?


「アルセナール」というこの曲は、ベルギー出身の作曲家のヤン・ヴァン・デル・ロースト氏が1995年に書いた曲で、吹奏楽編成でのコンサートマーチなんですね(*'ω'*)




このアルセナール、ティンパニは特に難しいことをしています(-_-;)


どんなふうに難しいか?

たぶんそれは、「ぺダリング」と「マフリング」がテクニックを必要とするものだからだと思います。





例えば、練習記号Bの「1・2/1・C/GッG・DD/G・2/1・2/1・As/BッB・BF/B・2」という所。

数字が休符で、アルファベットがドイツ読みのドレミ…だと考えて下さい。



ティンパニは4つしかありませんが、音は6つあります…。

そうなってくると一小節(2拍で)音変えをしたり、演奏しながら音を変えなくてはなりません(ぺダリング)。


曲の冒頭はティンパニを【G・As・B・Es】で取るとすると、


G・As・B・Es → G・As・C・D → F・As・B・D


As以外は変える必要があるので両足で音程を変えるんですが、両足で二つのティンパニを操作するため、イスがないと演奏困難に近いです(笑)



それから、練習記号Cはまるでチューバやコントラバスのように音をとっていますが、B♭の次にCがすぐ来るため、ペダルで、しかもオンタイムで操作しなければいけないということになっちゃいます。

あと、旋律的に演奏するためには、音程を聴かせることが必要になりますから、この音を叩く間にこの音を止める(マフリング)をしなければいけません。


ティンパニを演奏したことがない人、譜面を見たことない人には「?」な内容だったと思いますが、要するに「大変だ( ゚Д゚)」ってことです。
ここまで解説したのは、ほんのひとつの方法でしかないので、色んな音替えを考えて試してみてください。


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