吹奏楽コンクール課題曲「マーチ・シャイニング・ロード」の打楽器を中心に解説してみた!

中高生の皆さん、吹奏楽コンクールの練習は進んでいますでしょうか?('ω')

これから梅雨の時期
じめじめしてピッチも狂い、集中力もなくなり、タンバリンの皮はベロベロに…

こんな時期ですが、管楽器が調子の悪いこの季節だからこそマーチで使う打楽器が演奏を引っ張っていく時期です!
そしてちょうどこの時期は譜読みが出来てきて、打楽器に指摘が増え始める(だいたい管楽器から注意され、やっと打楽器に目が向けられる)頃です。


この記事では、私なりに2017年度吹奏楽コンクール課題曲のⅡ、「マーチ・シャイニング・ロード」を解説してみました。

あくまで一意見として参考にして頂きたいと思います!!



☆曲について


まず、曲全体のことから。

打楽器の編成は
Timpani
Snare Drum,Tambourine
Bass Drum
Crash Cymbals,Claves
Glockenspiel,Xylophone

ですね。
Timpaniは一応オプションになっています。


テンポの指定は♩=132~138なので、行進曲よりも軽快です。
打楽器が前に進めていくような気持ちで演奏しましょう。


そして、曲全体で注意すべきポイントがあります。

①シンコペーションのリズム
②音量のバランス
③アクセントと装飾音符


①に関しては最も多用されていると感じます。
冒頭の小節から2拍目裏にリズムが来ていますね。
裏拍が出てくるところは、リズムに注意して演奏するように心がけます。

③は、スネアドラムはもちろん、4小節目などでティンパニとスネアが一緒に出てくる場所で現れていますね。
装飾はついている音符の音色を左右しますので、どんな音色が欲しいか、管楽器と一緒にやっている場合は特に聴きながら演奏するようにしてください。


②の音量のバランス、これは一言ではまとめれないものですが…
今回の課題曲に限らず、ある小節で吹いている人数が少ないか多いかで音量をどうするかを判断することもあります。
楽譜に書いてある音量は、バンド全体に含めた場合のその楽器に出してほしい音量であって、どこでも同じffではないのです。
また、「p<f」などは対比的な音量差の表記をしたものであって、ffだから必ずしも大音量でドカーンと大太鼓を演奏するわけではありません。

難しいことですが指揮者の先生の指摘を待つのではなく、ぜひ自分の耳で管楽器や打楽器を聴いて考えてみてください。
参考として、自分の音でまわりが聴こえなかったら、音量が大きすぎるかも…と思ってくださいね。


後編では少し細かい解説をしたいと思います。
お楽しみに。

お詫び:後編はブログ主の時間の都合で書かないことにしました。待ってくれていた方が居ましたら、お詫び申し上げます。申し訳ありません…。

コメント

このブログの人気の投稿

音楽家プロフィールの書き方【自分の実績と頑張りを示す】

自作練習台の作り方(スポンジ製)

伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団に入団しました。