関西打楽器フェスティバル2017 レポート!

皆さん、GWはどうやって過ごされましたか?

今年も関西では打楽器フェスティバルが開催されました。
出店ブースには関西の打楽器を扱う楽器店や東京浅草にあるJPCさん、Saito楽器さんなどが集結していました。

その時に楽器メーカーやバイヤーさんに聞いた話をいくつか紹介します。

今年のNewカタログたち

〇KOROGI社・社長が語る楽器への思い


マリンバメーカーのKOROGI(こおろぎ)社。私の大学のマリンバはほとんどこのメーカーです。

その社長がいつものようにいらしていたのですが、こんな話をして頂きました。



ー マリンバをまず、納品するときに必ずヒアリングすることといえば、演奏する方がどんな人か、奏法は、ということを聞くこと。
そこから音板になる木を選ぶのです。

もちろんマリンバの型によってAAA+なんかの鍵盤であったり、仕様は決められているけど、その演奏者に一番ぴったり鳴ってくれる楽器を作るのが、私たちの役割なんですよ。 ー


私は、マリンバの音板はやっぱりグレードごとに分けられていて、仕様とか出すお金によってただ変わるだけ(システム化されたグレード分岐とでもいうだろうか)だと思っていた。しかし、どうもそうではないようです。



〇KATOマレットの「謎」


JPCさんの売り場へ。
関西にJPCの店舗はないので、なかなか見られないティンパニマレットブランドが揃っているんですね。

その中でも特に有名なものは、加藤氏がハンドメイドで作っている「KATOマレット」。

私は以前からずっと疑問を持っていたことがあって、それは「ゼーガースモデルって1・2・3ってあるけど、違いが分からん…」ということ。


※カトーマレットを知らないひとのために。ゼーガース(ベルリンフィル首席ティンパニスト)のシグネチャーマレット=ゼーガースモデルと言っています。



説明書きはこうなっている。

ゼーガース 1(S.M.L)
      2(S.M.L)
      3(S.M.L) 

大きめのヘッドながら芯までは近い。


となっているので、ちんぷんかんぷん。

今回、JPCの方に聞いてみると、こういうことだそうだ。


「そもそも1・2・3で何が違うかというと、それはマレットの芯に巻いてある特殊な複合素材の分厚さがどれくらいか、ということ。S・M・Lは芯材の大きさを示すので、芯と複合素材の大きさを総合的にみると

1Sが一番小さく、3Lが一番大きい

という風になります。」



らしい。

あと、他のシリーズでもそうだが、フェルトの巻回数は各モデル内では同じだそうです。
意外と知らなかったことだった。

有料会員にはこんなカタログが配られるらしい
ほしい…

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