本皮ヘッド、再び。【スネアドラム】

スネアドラムの打面の皮には2種類ある。

1つはプラスチック製。温度変化があっても音程が変わりにくく、ハードヒットしても割れにくい、耐久性があるヘッドや本皮に似せたものなどなど沢山の種類がある。 


もう1つは本皮(本革)。つまり動物の皮を使用したもの。主にドラムヘッドで使われるものは山羊と牛(最近はカンガルーもある)で、皮の処理=「なめし」が2種類ある。

以前、僕はLITIK社の本皮を手に入れて、なんとかタッキング(皮をフープに巻く作業)を完成させてしばらく演奏で使っていたのだが、ソロの本番で割ってしまった。原因はたぶん、照明で温まって張りが極端に強くなったことや多少強く叩いてしまったなど、さまざまな原因が考えるられる。扱いが悪かったのだと思う。それ以降、皮を手に入れるのはあきらめて、プラスチックのルネサンスヘッドを使っていた。


それからしばらく経ち去年の10月、ようやく新しい本皮を安く手に入れることが出来た。Twitterで情報が入ってきたらすぐに買いに走った。しばらくは仕事に明け暮れていて手をつける時間もなかったが、今は緊急事態宣言があり自宅の時間が大幅に増えたので、タッキングを久しぶりにやることにした。

なんとか慎重に作業して、うまく皮をフープに巻くことが出来た。スネアドラムに装着。

冬なので乾燥は結構早くて、水分を補給しながら作業にあたる。


ちなみに今回選択したのは、山羊皮の水なめし。




完成!

ある程度チューニングしていてもスナッピーの反応がよく、端を弾くだけでも反応してくれる。それと余分な倍音が出にくいことが、本皮のいいところ。

前にみたいに割らない限りは半永久に使えるものなので、これから大切に使いたい。

このスネア用に温度湿度計を買った方がいいかな。

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