マレット紹介第2弾 毛糸・絹糸巻きマレット

さて、今回は第2弾。
第1弾はこちらから↓
https://onngakuduke-perc.blogspot.com/2020/05/1.html

続いて、マリンバやシンバルなどを演奏する時に使う、毛糸と絹糸のマレットを紹介いたします。


毛糸巻から。
左から、
 ・コルベルク R701 Jasmin Solo1 Blue
 ・ヤマハ 安倍圭子シグネチャーマレット 緑
 ・ヤマハ MV-4030
 ・ヤマハ MV-2030
 ・ヤマハ MV-2020
 ・プレイウッド SC202 

まず、コルベルクのマリンバマレットは日本で手に入りにくいもので、ドイツの楽器メーカー「Kolberg」が生産しているもの。打楽器のオンライン専門店ブルーマレットさんでは同じシリーズをいくつか販売していらっしゃっています。めちゃくちゃいい音がします。おそらく芯の中身が特殊で、かつ消耗しづらい強い毛糸で巻かれているので、素直な音盤の音と響きが生まれます。私が持っている物は、大学の先輩がドイツに行った時に買ってきてもらったものです。
次から怒涛のヤマハ。ですが、これらは私の先生に薦められて試験で使ってきたものです。特にMV-2000シリーズは汎用性が高く、あまり値段も高くないので学生でも買いやすい。マリンバソロ(特に邦人作品)で特に使いやすいと思います。
MV-4030は私が一番最初に買ったマレットです。大学受験の時に使った思い出のマレットですね。先生の言われるがままに買いました。(笑)



一番右はサスペンド用に発売されたマレットで、合竹柄が使われています。仕事でシンバルが多いので試しに買ってみたのですが、しなりが藤の柄よりも少なく、ダイレクトな感覚で振れるので良いと思いました。サスペンドシンバルのマレットって、持っている人はまだまだ少ないですね。




続いて、綿糸巻マレット。
左から
 ・マイクバルター 23R
 ・プレイウッド M-3001
 ・プレイウッド M-3002
 ・プレイウッド M-3003
 ・サトー 綿巻 B球 ハード
 ・ヤマハ MV-5030
 ・ヤマハ MV-5040

マイクバルターの青マレット、大学に入ってから練習のために最初に買ったマレットで、汎用性の広さによって酷使した結果、4年間でボロボロに。この中でも特に古参。
その後からの菅原モデルのマレットは、試験のために購入したもの2つ(3002,3003)とヴィブラフォンを演奏するために買った(?)3001。3つのモデルだけなのに硬さの差が凄いです。特に3002はマリンバではっきりしつつも綺麗な音を出せるマレットだと思います。3001はめちゃ固い。
サトーマレットは大学卒業試験・新人演奏会で演奏したサッファ(クセナキス)用のマレット。ピンクの綿糸で巻きなおして使ったものは、練習しすぎてボロボロになってしまったもの。もう1本はというと、練習のしすぎでマレットの先端が飛んで行っておじゃんです。
ヤマハは今でも何で買ったのか覚えていない。でもMV5040は卒試で使いました。


マリンバをめちゃくちゃ頑張ってきた私ではないですが、試験で演奏することがあればマレットを買っていました。ただ、コルベルクのマレットはマリンバにおいてならば汎用性が高くて、3,4回生の時はそればっかり使っていたな。

マレットは千差万別。
マリンバ奏者になると何千というマレットをお持ちの方もいますが、そのマレットでないと出せない音もあります。マリンバメーカー、演奏する環境、生音かマイクありか、アンサンブルかソロか、どう演奏したいか、などなど演奏はその時によって違いますから。
逆の意見として、自分が一番だと思える気が合うマレットで100通りの演奏が出来れば、マレットはそんなにいらないということも考えられます。
でも、打楽器奏者が新しいマレットを追い求めて揃えていきたい衝動は、私も理解できます(笑)

マリンバのマレットは決してこれでないといけないなどの決まりはありません。毛糸巻でも絹糸巻きでも、はたまたゴムマレットやスポンジのマレットで演奏することも出来ます。固定概念は必要ないと思いますから、マリンバも色んなマレットが広がるといいですね。

それでは、今回はこのあたりで。
あなたの一番のマレットはなんでしょう?

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